季節の変わり目に感じる、体と心にやさしい食の話
10月末、最近は朝夜が冷え込み始めましたね。
体が冷えると血流が滞り、免疫力も下がりやすくなります。そんな時こそ「発酵食」を意識的に取り入れてみてください。
味噌汁は特に私のおすすめ。
味噌の中には乳酸菌や酵母が生きていて、腸を整えることで体温維持や免疫力のサポートにつながります。
温かい汁物を1日1杯。体の中からポカポカになります。
発酵食の力で体を内側から温める
味噌、塩麹、甘酒、納豆などの発酵食品は、体を冷やさずに栄養を吸収しやすくする力を持っています。
特に「塩麹」は素材を柔らかく、旨味を引き出すだけでなく、腸内で善玉菌のエサにもなります。
忙しい日でも簡単に取り入れられるのが、発酵食の良いところ。
炊き込みご飯や味噌汁に加えるだけで、体が喜ぶ“整うごはん”になります。
発酵食は体のバランスを整える味方
味噌や納豆、ぬか漬け、塩麹。どれも昔ながらの日本の知恵。
これらには腸内の善玉菌を育て、免疫力を高める働きがあります。
腸は「第二の脳」と言われるほど、心と体の調子に直結する大切な場所。
腸が整えば、肌も明るくなり、疲れにくくなります。
季節の変わり目にこそ、発酵食を“足す”意識を持ってみましょう。
日々ちょこっと足すだけで変わる、発酵のチカラ
難しいことをしなくても大丈夫。
たとえばこんな小さな習慣からはじめてみてください。
- 朝は、味噌汁で体を温める
- お弁当や夕食に、塩麹で漬けたお肉や魚を焼くだけ
- サラダやお浸しに、ぬか漬けを添える
お弁当に、お味噌汁をスープジャーで持っていく。これも簡単でおススメです。
こうした「発酵のちょこっと足し」で、腸内環境が整い、
自然と体も心も軽くなります。
冷えに負けない体をつくる味噌汁
ところで秋冬の冷え対策に欠かせないのは“味噌汁”。
具材を季節に合わせて変えるだけで、体が喜びます。
根菜やきのこ、豆腐を加えれば、食物繊維やたんぱく質もバランスよく摂取できます。
もう一つのポイントで味噌は「減塩」よりも「質」で選ぶのがポイント。
大豆・塩・麹だけのシンプルな味噌には、自然のうま味とミネラルがたっぷり。
だから素材の味が引き立ち、少量でも満足感が出ます。
⇒塩=悪じゃない!?減塩の落とし穴! 美容と代謝を変える“いい塩”の話
減塩が推奨される中で、塩の質や種類に注目し、健康的な塩の選び方について解説しています。
発酵のある暮らしで、季節の揺らぎに負けない体づくりを
発酵食は「体にいいものを頑張って食べる」ではなく、
「いつもの食事にちょこっと足す」くらいの気持ちでOK。
たとえば、今日の味噌汁に塩麹を小さじ1足してみる。
ぬか漬けを一切れお皿に添える。
そんな小さな積み重ねが、やがて“整う体”をつくっていきます。
季節の変わり目こそ、発酵で整える暮らしを。
今日の一杯の味噌汁が、明日のあなたを元気にしてくれます。


